見本

もう２０時間くらい起きてる。





先日、



とある初対面の女性と、



自己紹介がてらに趣味の話をしていた。




えぇ？ヤクルトファンなんですか？一緒ですね。




おぉ、ゴルフを始めたばかり？一緒ですね。




ほほぅ、JAZZがお好きで？結構聴きますよ。




他にはどんな音楽を？




「Ｊポップが苦手で洋楽しか聴かないんです。あなたは？」




「僕はＪポップを中心に聴きます…」




「あっ…」




「ははっ…」





気まずさの見本。

危険

暑い季節が来たね、電車内が。





先日、



30年以上前に放映されていたヒーロー番組、



『秘密戦隊ゴレンジャー』




の映像を目にする機会があった。




ありゃー、懐かしいなぁー。




なんて思って映像を観ていたのだが、



ちょっと気になった。




モモレンジャーはメンバー中で唯一の女性。




武器はハート型のイヤリング爆弾で、



どうやら耳から外した時にピンが抜けて爆発する仕組みのようなのだが、



その爆弾を敵に投げるとき、



「いいわね？いくわよ！」




と、敵に声をかけてから投げる。




相当なリスクだと思う。




無言で背中に向けて投げた方が、



当たる確立は高い。




それに、



敵に衝撃を与える程の爆弾を耳にぶら下げているのもリスクが大きい。




万が一、何かのショックで暴発してしまったら、



耳がキーンッ！となるだけでは済まない。




さらに、必殺技のゴレンジャーストームに至っては、



ボール型の爆弾を、



全員でパス回ししてから、



アカレンジャーが敵に向かって蹴り込むという、



リスクどころの騒ぎじゃない暴挙。




危ないからやめようぜ、



と、５人もいるんだから誰か言い出しそうなものだが、



みな全力でパス回し。




リスクを厭わないゴレンジャー恐るべし。




カッコイイぞ。





なんて、こんな話しをネタにするのもかなりリスキー。



 

褒貶

四十の手習い。始終手緩い。





昨日、同僚の友人と、



行きつけの立ち飲み屋へ行った。




店員さん達とも顔馴染み。




しばらく飲んでいると、



店員の女の子が同僚に、



「あれ？今日はベスト着てないんですね」




ベストがトレードマークの同僚。




あら、そういや着てないね。




シャツとネクタイだけじゃん。




「なんかワイルドな感じでカッコイイっすね！」




なぬっ！？




むーん・・・。




なんか悔しいぞ。




よし、ここはひとつ、



おねだりだ。




「ね、ね、こっちもなんか誉めてよ」




「あー、いつも通り、顔が丸いっすねー」





ほっといてください。



 

不惑

シーズン最初の石油ヒーターに警戒。





１時間ほど前、



４０歳になった。




特に何もなく、



ルーチンをこなしている間に、



バースデーを迎えてしまった。



しまった、



カウントダウンしようと思ってたのに。




だが、うろたえない。




「四十而不惑」




四十にして惑わず、だ。




まぁ過ぎてしまったものはしょうがない。




また来年を待てば良いではないか。




ハッハッハッハ。




四十にして惑わず。




良い言葉だなぁ。




あれ？これって誰の言葉だっけ？




あたふた、あたふた。





と、あれこれ惑う、っていうオチ。

膝猫

中年太りやすく　細く成り難し





今日は、



驚くほど気温が低い。




急に冷え込んだので、



体がまだ寒さに慣れていないせいか、



必要以上に寒い気がする。




それは、



ウチの猫も同じらしく、



今日はずっとヒザの上で寝ている。









とはいえ、座りっぱなしというわけにもいかず、



ちょっとゴメンよと立ち上がり、



所用をしていると、



ウルゥァー！




と、ものすごい声を出す。




怒ってるのか。そうなのか。




しかたがないのでソファーに腰かけると、



待ってましたとヒザに乗る。




今日は一日その繰り返し。





そういうわけでこれから休日は多忙です。









コワイよ。睨むなよ。